産 地
秋田県由利郡岩代町亀田新町
特 徴
山菜のぜんまいの頭に生えているぜんまい綿と綿花を混紡して織ったもの。防虫性と防水性がある。
用 途
着尺地、コート地、座布団地。
変 遷
亀田の織物は、享保二(一七一七)年に越後から亀田に招いた職工が木綿の亀田縞を織ったのが始まりといわれる。
ぜんまい織は、明治二十年代に綿布商人の佐藤雄次郎が考案、商品化したとされる。その後、ぜんまい綿、綿花、白鳥の羽根毛を混ぜて織ったぜんまい白鳥織というめずらしい織物もつくられたが、現在は生産されていない。