産 地
福島県会津若松市、河沼郡会津坂下町、耶麻郡塩川町、猪苗代町
特 徴
素朴な藍染の縞木綿。丈夫で吸湿性がよい。
用 途
農作業着、普段着、袋物。
変 遷
この地域では古くから自家用の木綿が織られていたが、商品としての会津木綿の始まりは、寛永二〇(一六四三)年頃に、会津藩主・保科正之が武士の妻女の内職に奨励したことにもとめられる。
明治中期頃に紡績糸が出まわってから商品として本格的に市場に進出した。また、この地域は藍の栽培に適していたために、明治末期から大正にかけて生産の最盛期を迎えた。