染と織地域別辞典

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堺緞通(さかいだんつう)

産 地

大阪府堺市

特 徴

木綿製で手織の紋様敷物。

用 途

敷物。

変 遷

天保二(一八三一)年頃、堺の町人が鍋島緞通と中国製の敷物を模倣して織りだしたのが、堺緞通の始まりだという。
明治時代になると織機(竪機)が改善されて大幅緞通が織りだされた。明治三〇年頃には、製品の多くは外国への輸出用となった。
第二次大戦後、手織緞通は機械織になり、現在は羽毛緯に羊毛を用いて織られている。